3月
04
Posted on 04-03-2011
Filed Under (未分類) by toda

小さな庭にレモンの木が1本ある。30年も前のことだが、四国の松山に住んでいて東京に帰ることになった時、レモンの苗木を手に入れた。植木鉢で引越し荷物といっしょに送り、庭に植えておいたら、5年後あたりから実をつけ始め(最初の年は2個だった)、毎年実がなるようになった。100個もなる年もあるし、4つか5つしかならないこともあった。今や樹齢30年の堂々たる樹だが、今年は50個ぐらい実をつけ1月末には黄色が濃くなってきた。レモンに限らないが柑橘類の明るい黄色は色の少ない冬の庭の彩りだ。

 レモンの樹もアゲハチョウ類の幼虫の食草樹で、初夏や夏の終わりごろはひっきりなしにアゲハチョウの雌が飛んできて葉裏に産卵するのが見える。ところが、大きくなっているはずの幼虫の姿を見つけることはほとんどない。たぶん、成長してさなぎになるまでに小鳥に食われてしまうのだろうと思う。哀れな感じもするが、あんなにたくさん産んだ卵が全部無事に成長してさなぎになり、蝶になったとしたら、そこらじゅうアゲハチョウだらけになってしまうだろう。

このレモンの実をマーマレードにして食べる。

つくり方は、難しくはないが複雑で、手順も込み入っているので詳しくは省略するが、果皮と果肉と皮についている白いところを使う。種と房の皮は捨てる。この白い部分にペクチンがたくさん含まれているらしい。砂糖と一緒にして皮が柔らかくなるまで煮詰める。火を止めて放っておくと冷えて、ペクチンのはたらきでマーマレードらしいやわらかさ(硬さ?)になって出来上がり。

レモン7個で明治屋のジャムの瓶にふたつできる

手書きのラベルを作って瓶に貼り、いかにも尤もらしい感じになった。さて出来栄えと味はどうか?

なめてみる・・・「にが甘酸っぱい」と「甘にが酸っぱい」の中間ぐらいでかなりうまくできた。ペクチンの具合も適当と自画自賛する。レモンだから酸味は強いけど、味の質と食感はイギリスのオレンジママレード・トラディショナルというのがこんな感じだったかな。