2月
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Posted on 24-02-2011
Filed Under (未分類) by toda

夜は原則として、仕事をしないことにしている。もちろん例外はあるが、パソコンの前に座って原稿を書いたりしない。テレビも生放送のスポーツなんかは別として、夜はあまり見ない。テレビを見るのも仕事の場合があるので、そういうものは録画しておいて後で見る。夜はお酒を呑むと決めているから、自然とそうなる。

10日程前だったか、珍しく夜雪が降った。東京では年に1度か2度の積もるほどの雪だったので、カメラを持って外に出て、表のバス通りで撮ったのがこの写真。ブログに載せる雪景色の写真を撮るのは仕事かどうか。夜10時頃で、すこし酩酊気味だったか。

いつもは車が沢山走る時間だが、さすがに・・・

2月20日のNHK教育テレビ、ETV特集『深く掘れ己の胸中の泉』を見た。見たといっても、その時間にではなく、録画したものを後になって(一昨日)見た。そして非常な感銘を受けたので、その番組のことを書きたいのだが、放送のあった夜の午後10時は家のすぐ近所のイタリアンの店でワインを飲んでいた。

Barba d'Agnelloはイタリア語で羊のひげ

この店のいいところは先ず家から近いこと。前菜が充実していること。どの料理にもいい野菜が豊富についていること。そしてすべて値段が安いこと。

最近は繁盛しているらしく、せまい店内はいつ行っても客でいっぱいだ。サービス係りは居るけれど、料理はひとりシェフが作るのだからたいへんだが、どの料理もちゃんとタイミングよく出てくるところもなかなかのものだ。

『深く掘れ己の胸中の泉』は沖縄に伝わる「おもろそうし」の研究に生涯をかけた伊波普猷の思想とそれを受け継いできた仲曽根政善の業績を軸にして沖縄百年の歴史をたどるなかで、沖縄とは何か、自分たちは何物かという沖縄の人びとの内に秘められた深い想いを描いた番組だった。番組を通じて語り継がれる歴史と人びとの精神の葛藤が僕たちに突きつけるものは鋭く、僕たちの沖縄への視線を問い詰める力がある・・・というのが僕の感想だ。感動もしたが、打ちのめされた想いも強い。題名の「深く掘れ己の胸中の泉」は伊波普猷が残したことばだ。

「沖縄問題」についての報道や論評はたくさんあるが、この番組が示したようなパースペクティヴを持って沖縄の現実に迫った番組は少ない。

取材陣の上空を飛行して普天間基地に向かう米軍機の爆音が、度々、「おもろそうし」についてのインタビューの声をさえぎる。「沖縄問題」が現実の政治や日米関係だけの問題ではないことを思い知らされた。