2月
08
Posted on 08-02-2011
Filed Under (未分類) by toda

二階のへやのテーブルでビールを飲む。五時少し前、夕暮れ時のビール。ビールに限らず酒の味はまわりの明るさが変わる時が旨いような気がする。夕暮れのビール、明け方のワイン・・・。一天俄かにかき曇り、雷鳴轟いてあたりが暗くなるような時、庭に面した縁側で飲む冷酒なんかもいいかもしれない。

酒の話ではないのだった。

窓から見えるのはせまい庭を隔てたとなりの家の屋根と、ほぼ窓のフレームいっぱいに枝をひろげた柿の木だけだ。今はすっかり葉も実も落とした柿の枝越しに遠く新宿の高層ビルが見える。5キロか6キロは離れているから、ビルの細部は判らない。かすんだ空を背景にビルが幾つか立っている。

二杯目のグラスを飲み干して、窓を見て気がついた。ビルが光っている。オ!という感じでカメラを取り出して撮ったのがこの写真だ。

2011年2月3日16時55分夕日を反射する高層ビル

 

しばらく眺めていた。夕日の反射を、この日まで気がつかないでいたのが不思議だが、6分間ぐらいの間に、最初小さな火の玉のようだったのが、あっという間にトマトのようになり、次の瞬間にはビルの輪郭が判らないほど大きな、まるで火事と見まがうような眺めになった。写真の瞬間はクライマックスといっても、それがいつなのか判らないが、一番カッコいいと思われた時のものだ。

やがて夕日の反射の火の玉は舞台から退場するようにスーッと消えていき、ビルのあたりを夕闇が覆ったが、本当に暗くなったのはそれからだいぶ時間がたってからだった。

今日からこのブログを始めます。ブログといっても雑談のようなもので、なにかテーマや主張があるわけではありません。しかも、標題のとうり時々しか書かない怠け者ですので、どうか時々思い出したら読んでください。