11月
06
Posted on 06-11-2016
Filed Under (未分類) by tkeito

どうも蝶の話題が多い。しかし先日、何年も見なかった蝶に出会ったので、それを書いておきたい。

最近は、東京で秋の蝶といえば、圧倒的にツマグロヒョウモンが多く、この南方系の蝶が温暖化の影響を受けて、どんどん住みかを北に移しているかのようだけど、今回書くのはツマグロヒョウモンのことではない。

といっても、希少種や珍しい蝶ではなく、キタテハという、東京で普通に飛んでいる(飛んでいた)蝶のことだ。何十年も前はキタテハは東京ではたくさん居る蝶だった。それが、ある時期からすっかり姿を見せなくなり、ぼくはここ10年、いやもっと長いこと、この蝶に出会わなかったようなな気がする。

季節を問わず姿を見られる蝶だったけど、とくに秋に羽化した秋型は名前の由来の黄色が濃くなり、エンジ色に近くなって派手になる。少年時代はその色彩の変化が面白くて、秋型ばかりを採集したものだった。それが、いつ頃からか、全く見かけなくなった。都会の空き地がなくなって、キタテハの幼虫の食草であるカナムグラというつる性の植物が少なくなったせいだろうか。

その蝶に久しぶりに出会った。

キタテハ2016年11月3日 目黒の自然教育園

天気が良かったから、何年かぶりに目黒駅ちかくの国立科学博物館付属自然教育園に散歩に行った。もう、秋の花々はほぼ終わっていて、見るべきものはあまりなかっいたけど、いいお天気の森の中を歩くのは気分がいい。そこで僅かに咲き残っているアザミの花に止まるキタテハを見つけて撮影したのがこの写真というわけだ。

ついでに、もう一つ蝶の写真を・・・。

ウラナミシジミ 2016年10月2日 皇居東御苑

これはウラナミシジミというシジミチョウ科の蝶。やはり秋になると東京でもよく見かける種類だ。ただし、この蝶の土着の北限は房総半島と紀伊半島を結ぶ線より南だといわれているから、東京には秋に日差しの暖かさに誘われて飛来したものかもしれない。房総半島の南の方では冬でも成虫は飛んでいるとか、聞いたことがある。

飛翔力が強く、食草のマメ科の植物(マメ畑)を求めてドンドン北上していくらしい。本来生息できない北海道で記録されているという。無鉄砲なヤツである。

きょうは秋の蝶の話題ばかりだった。