12月
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Posted on 31-12-2012
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今年もきょうで終わる。いつも年末の日記にはその年に亡くなった人を思い出して書くことにしているけど、ことしはどうだったか。

新藤兼人、若松孝二の二人の映画監督が亡くなった。この二人の名前を並べて書くと日本映画の多様性がよく見えるような気がする。映画でいえば今年は女優さんが亡くなった年だった。2月に三崎千恵子と淡島千景、7月に山田五十鈴、8月に津島恵子。そして11月には森光子。みんな90歳近いかそれ以上の年齢。森光子は舞台の人だが、他の方々は戦後の日本映画の全盛時代に活躍した女優さんたちだった。11月には井上雪子が亡くなった。97歳。戦後映画どころか、1930年頃の小津安二郎監督の無声映画の主役だった方だ。だいたい、女優さんは長生きの人が多いような気がする、8月に亡くなった宝塚の春日野八千代も96歳だったという。

男性俳優で言えば、大滝秀治、小沢昭一という著名な方々が亡くなったが、何と言っても中村勘三郎の逝去は残念。まだ57歳だった。

個人的には、今年は原田正純さんが亡くなった年として記憶しておきたい。水俣病特別措置法による患者認定申請の打ち切りを政府が行った7月末の直前、6月11日のことだ。「水俣病は終わらない」といい続けた人である。皮肉なことだ。