9月
17
Posted on 17-09-2011
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3月の大津波に打ちのめされたばかりだというのに、半年後には、こんどは大雨と土砂崩れだ。川の氾濫も恐ろしい。奈良や和歌山の山間部の深い谷に囲まれた村や町の被害が甚大だった。まったく自然災害の多い国に住んでいるものだと、つくずく思う。

東京の中小河川も以前は氾濫や洪水の危険があった。最近は川の整備が進んで、分水路や調整池が出来て、ずいぶんよくなったけど、9月始めの大雨では、石神井川や神田川で危険な水かさを越えた場所があったらしい。

「東京は坂の街大阪は橋の街」というらしいけど、東京にも川は多い。僕の家に近いのは善福寺川で、これは神田川の支流のひとつだ。善福寺公園の池の湧水が水源で、杉並区和田1丁目7番地の和田廣橋近く、水源から11.3キロの地点で神田川に合流する。神田川は井の頭公園の池が水源だ。

神田川と善福寺川の合流地点。手前が善福寺川奥が神田川だ。このあたりは川が区界になっていて、手前は杉並区和田1丁目、対岸が中野区だ。

 写真を見ると神田川の水が白く濁っているのが分かる。前日雨が降った名残だろう。善福寺川のほうは既に濁りがなくなっているのか。神田川はこの後、中野区、新宿区を北東に進み、妙正寺川を合流する。1970年代に下落合の高台に住んでいたことがあって、その頃、神田川・妙正寺川は西武新宿線下落合駅の近くが合流点で、そこがよく洪水になって大騒ぎしたものだった。今は落合水再生センターというのができたりして、妙正寺川は大きい道路の下を暗渠になって流れ、明治通りのあたりの豊島区の高田橋で神田川に合流する。妙正寺川の源流は杉並区清水3丁目の「妙正寺公園」の池だ。

神田川水系は水源がすべて都区内(井の頭公園は武蔵野市だが)にある。もともとは徳川家康の時代に江戸の町の飲料水確保のために郊外の湧水から水を引いた神田上水だ。江戸の多くの地域は海に近く、井戸を掘っても塩水ばかりで飲み水にはならなかったそうだ。

神田川は都内の中小河川では最大規模だが、神田川本流の大きな特徴は都区内から都心を流れているにもかかわらず、暗渠の部分がなく、どこでも川面が見えることだ。

神田川はそのあと江戸川橋、大曲を経て飯田橋の先で江戸城外堀と一緒になり、日本橋川を分岐して水道橋から御茶ノ水の谷、聖橋、万世橋、浅草橋、柳橋などなどを通り、両国橋のすぐそばで隅田川の入る。水源からの全長24.6キロだそうだ。

杉並区和田あたりの神田川左岸には下の写真のような鳥獣虫魚の飾りがたくさん並んで立っていてなかなかいい。